讃嘆・味わいなど

新規スレッド作成タイトル一覧表示ログ検索ホームへ
  《prev 1 next》
・選択したスレッドを表示しています。返信は▽downのフォームからどうぞ。
(「メール送信」ボタンを押すと、書き込み作者宛にメール送信ができます。ヘルプ)(「編集」ボタンで記事の編集ができます。)
 
●No.1
彩名
非公開の女性
[ 1 ] 弥陀の功徳をほめたまう 2007/12/16 (Sun) 08:38 △up ▽down
易往人無人さま

彩名と申します。

ジャンヌの易往人無人さまの阿弥陀経の訳のお歌のようなリズムがスキです。

こちらはどちらご本からのご引用になりますか。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ときに六方恒沙仏  弥陀の功徳をほめたまう

釈迦の説(ことば)にことならず  いつわりのなき験(ため)しぞと

広長舌(こうちょうぜつ)をのべたまい  三千世界をおおうなり

諸経に余仏の証誠の  たまたまあれど斯(かく)ばかり

数かぎりなきみほとけの  証誠したまうためしなし

多仏のすすめやすからず  なおも疑いのこしなば

あらゆるほとけの舌をば  けがしまいらす罪ふかく

奈洛のそこにしずみなん

われら五濁にうまれきて   貧瞋邪偽のうみふかく

うかぶせもなき沖の石   たれか愍(あわれ)みすくうべき

諸仏のすすめにしたがいて  釈迦のおしえのその随(まま)に

弥陀のみ船に身をまかせ   棹(さお)さす力なけれども

風にまかせて彼の岸へ   わたすちかいを信ずべし   (阿弥陀経)


阿弥陀のみ名とこの経の  いわれをききて信ずれば

あらゆるほとけに護られて  うえなき覚りにすすみなん

魚さへ親のおもいにて  水なき沢に子はくちず

菩薩天神よるひるに  影のかたちにそうごとく

この身を護りましませば  悪魔のたぐい近づかず

明来闇去(みょうらいあんこ)のことわりぞ  諸仏の所説(ことば)を信ずべし

去往今来発願の  たねは順次に花ひらき

宿世(むかし)の善悪(よしあし)さたもせで   一世のつとめに成就せん

われら極重悪人の  唯称弥陀のいとなみに  

直入報土の大利益  不可思議功徳のいたりなり   (阿弥陀経)


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


あまたのほとけも釈迦尼の  出世利生をほめたまう

無勝荘厳釈迦如来  五濁悪世に跡をたれ

作(な)し難きをばよくしのび  うえなき覚りをえたまい

未聞の利益をほどこせり  この難信のみのりをば

とかんがための出世ぞと  大悲(なさけ)の本懐あらわして

ことさら名号付属して  末世に流通したまいぬ

されば和漢の智者たちも  諸宗の祖師も弘通せり

十万余まきうつしてぞ  善導大師はひろめたり

経の一字を一仏と  元照律師はさとりける

八功徳池のなみのこえ  慈覚大師はつたえたり

ころもの玉とえりにかけ  恵心の僧都は珍敬す

日々に三たびの転読は  円光大師の行儀なり

一字三礼手にささげ  正宗国師は往生す

月々ごとの法事讃  記主禅師はおこたらず

このほか雲棲藕益(うんせいぐうえき)と  あぐる遑(いとま)なきぞかし

往生浄土の契券は  諸仏の証印たのもしや

われいまこの経讃歎す  見聞もろとも益をえん    

(仏説 阿弥陀経図絵訓讀・讃文  姚秦の三蔵奉仕鳩摩羅什 詔(みことのり)をうけたまわりて譯す)


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

●re.1
易往人無人
非公開の非公開

↑易往人無人様宛にメール
[ 2 ] 前後しますが。 彩名さん有難う。 2007/12/18 (Tue) 05:37 △up ▽down
一心帰命阿弥陀仏  浄土三部妙典の

なかに諸仏護念経   釈尊出世の本懐ぞ

五岳を一簣(いっき)の山にこめ  四海を寸波にあつめたり

仏道修行せん人は  まづこの経をたもつべし

仏法弘通のともがらは  かならずこの経ひろむべし

七仏遺教受持ありし   羅什三蔵かしこくも

詔りをばかうふりて   翻訳流通したまへり

舌相不壊(ぜっそうふえ)のちかいこそ  経のこころに符号せり  (三蔵法師鳩摩羅什)



如是我聞(かくわれきく)の証信序(はしがきは)  阿難伝持(あなんつたえ)のことばなり

ふかきみのりの海ひろし  まことの船にてわたるべく

あるときほとけ舎衛(しゃえ)の国  祇園精舎にましまして

舎利弗たちの大らかん   一千二百五十人

文殊弥勒の大菩薩  あまたのひじりを始めとし

帝釈たちの諸天神   人民八部のやからまで

ともに一会(いちえ)にあつまりて  たえなるみ法を聞きにけり

母のなさけの深くして   啼(な)けねど乳ぶさふくめける

無問自説の経なれば   みほとけひとりの所説(ことば)なり


これより西の極楽と  もとむる所を指ししめし

あみだほとけの在(まし)ますと  たよる主(あるじ)をあらはせり

ほとけの在世の説法は   百千万劫あひがたし

釈迦の滅後を憾(うら)みしも  弥陀の在世と聞きぬれば

なげきにかわるよろこびの  迷児のははにあうごとし

三途八苦のうれいなき  楽しみのみの国と聞き

かしこを欣(ねが)いこの土をば  厭(いと)うこころをおこさなん



うえきは七重にたち行(なら)び  ななへのあみと欄干(おばしま)に

たからの荘(かざ)り厳(おごそ)かに  囲(めぐ)り囲りてくまもなく

えだ葉もはなもたからにて  こがねの果(このみ)かがやけり

こがねの枝の花のした   無為のみやこの春ながく

園林遊戯(みそそのあそび)のたのしみに  帰るさわするるばかりなり


七つのたからの池のうち  八の功徳の水きよく

すみてぞ水の無きごとく  こがねの砂(いさご)かがやけり

はちすの潔(いさぎ)よく  み名よぶ人のその影は

ここにいながらかの国の  はなの上にぞうつりける

四方のたからの階(きざはし)は  覚りに進むみちなれや

登りてみれば楼(たかどの)に  利益衆生のこころ増す

たまのみやこにすまいして  宝林宝池(たからのにわ)にあそぶなり

かくもたくみに荘(かざ)りてぞ  み名よぶ人をまちたまう


つねに天楽くもをわけ  風にまかせてしらべたり

夜ひる六ときに花の雨  こがねの地(にわ)にぞふりつもる

岸のやまぶきかげみえて  いずれを花ぞとわけがたし

こころのままに華をつみ  きよき旦(あした)にたちいでて

あらゆるみ国にいたりてぞ  あたまの仏にたてまつり

ほとけの記別をかうむりで  食時(じきじ)の前にかえるなり

ゆくもかえるも神通の  足もいそがぬ雲のうえ

願わんさきに何事も  こころの如く叶うなり

衣食自然(えじきじねん)にそなわりて  百味の飲食(おんじき)現前し

色をみ香をきき事をはり  たもとをつらねて経行す


妙なる色のもも千鳥  かりようびんが鸚鵡舎利(おうむしゃり)

和雅(たえ)なるこえにとく法(のり)の  三十(みそ)と七つのぼだい分

きけばすなわち三宝を   自(おのずか)らにもさとるなり

三途の名もなき国なれば  つみの報いの鳥ならず

み法を宣(の)べんためにとて  みひかり化して鳥となる

風はそよそよおとづれて  宝樹羅網(うえきのあみ)をすぐるとき

たえなるこえは百千(ももちち)の  絲竹(いとたけ)しらぶるごとくなり

時を感ずる花のいろ  わかれをおしむ鳥の音も

みなこれ迷いのふるさとに  こころを繋(つな)ぐきづななり

かしこはみる色きく声も  みなこれ悟りのたよりなり


仏徳あまたましませど  光寿の二つをときたまう

横に十方竪三世  摂いにもるるものぞなき

遠く照らさぬ際もなく  時を障(ささ)えるひまもなし

しらずわが身のいやしきも  かげをうつすやます鏡

くもりなき夜の月かげに  玉兎(うさぎ)のあそぶごとくなり

ほとけの寿(いのち)ともろともに  人の寿もかぎりなし

この世のなかの宝にも  寿にまさるものぞなき

子はやしなうに親まさず  おやのなげきも児のいのち

くるしき八苦のその中に  愛別離苦はいとかなし

いまより十劫そのむかし  荘厳成就のその日より

まちわびたまう親ごころ  知らでさまよう孤児(みなしご)の

まづしき里に福音(おとずれ)を  聞かで過ぎにしあわれさよ

さて一乗の報土にも  二乗のともがら数しれず

摂うちかいはかくまでも  及ばぬところぞなかりける

風土かわればからたちも  たちばなとこそ化(かわ)るなれ
 
百(もも)の川水ながれては  薩婆若(さばにゃ)のうみの一味なり

ぼさつの数もかぎりなく  よみもつきせぬ数なれや


観音勢至をともとして  なれては麻のよもぎなり

妻子兄弟(つまこはらから)もろともに  おなじはちすに生まれあい

一とたびたまの緒たえぬれば  ニ世の契りもいたずらに

君聖(ひじり)の門(いえ)にあそびなば  登竜門のほまれあり

ねがえやかしこに生れなば  こころにそむく友ぞなき

慈父の家庭のしたしみは  忌(はばか)る人はなきぞかし

のぞみの位はるのゆめ  たのしみさかえ水のあわ

六つの道(ちまた)にわかれなば  またの逢せやなかるなん


凡夫のなせる少善根  いかでか報土に入るべきぞ

執持名号多善根  ほとけの成せる力なり

上の所説を信受(えとく)して  こえをまかせてみ名をよべ

親したう児のなくこえは  一心不乱のまことなり

観音勢至の来迎は  声をたずねて迎うなり

絲竹の音にさそわれて  このよのなごりわすれつつ

安慰(めぐみ)の光りに照らされて  末摩(まつま)のなやみもなかりけり

病のゆかにうち睡(ねむ)り  やがて覚(さむ)れば華のゆか

垢(けが)れたる身もいつしかに  紫磨黄金の肌となる

くずの衣をぬぎかえて  たまの瓔珞(ようらく)かがやけり

三明無礙(さんみょうむげ)の釈迦如来  この利を見るとぞ説きたまえり

人の身再たびうけがたし  今をかぎりと願うべし    (阿弥陀経)




●re.2
彩名
非公開の女性
[ 3 ] 易往人無人さまの阿弥陀経 2007/12/18 (Tue) 01:46 △up ▽down
易往人無人さま


全文を載せて頂けてうれしいです。
ありがとうございます。


もしかして、この阿弥陀経は
易往人無人さまが訳されたものですか?

この易往人無人さま掲載の阿弥陀経は
私の読んだことのある日本語訳の阿弥陀経の中で
一番気に入っています。


風のようなリズムだなって思います。

声に出して読むと、なぜだか涙が出てきます。





●re.3
易往人無人
非公開の非公開
[ 4 ] 善導大師 様でしょうか? 2007/12/18 (Tue) 05:13 △up ▽down

>もしかして、この阿弥陀経は
>易往人無人さまが訳されたものですか?
>
>この易往人無人さま掲載の阿弥陀経は
>私の読んだことのある日本語訳の阿弥陀経の中で
>一番気に入っています。
>
>
>風のようなリズムだなって思います。
>
>声に出して読むと、なぜだか涙が出てきます。


同じ感性で嬉しく思います。

信後、阿弥陀経を拝読されれば、尚一層の慶びが出て参ります。

この掲示板より真実信心のお話聞けるご縁を、どうぞ大切に思って下さい。

今は、よく分らないかも知れません。

でも、必ず必ず、この掲示板の有難さが分って来る日が有るでしょう。



この本を編集されたお方のお言葉が有ります。


「謹んで光明善導大師の法事讃にしたがい、経文の一節毎に此の讃文を付し、経を讃歎し

つつその意を会得せしめんとす。仰ぎ願わくば吾が友よ、生死事大無常迅速なり。時々相

会して、ニ、三節なりとも讃礼して唱え給え。讃文の次には、南無阿弥陀仏四唱すべし。

編者謹みて申す」

このご著書には、絵も添えてあります。

又、仏説観無量寿経真身観、仏説観無量寿光明讃歎章、発願文、一枚起請文が載っています。





●re.4
彩名
非公開の女性
[ 5 ] 善導大師さまなのですね。 2007/12/18 (Tue) 15:57 △up ▽down
易往人無人さま

おかげさまで本を注文することができました〜♪

ありがとうございます。


わたしもこの掲示板、奇跡だなって思ってます。







《 返信フォーム》

なまえ
住所
性別
メアド(任意) (掲示板上では非公開。届いたメールに返信して、はじめて相手の方にアドレスが伝わります。)
サイトのURL(任意)
投稿タイトル
メッセージ
パスワード (記事を編集する際に必要です。)


p.ink

(C) 2007- Mainichi no Jodoshinshu All rights reserved