浄土真宗の教義について

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●No.93 admin 
毎日
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[ 644 ] 念仏三昧といふは(安心決定鈔) 2008/06/30 (Mon) 00:01 △up ▽down
◎かるがゆゑに、いまいふところの念仏三昧といふは、われらが称礼念すれども自の行にはあらず、ただこれ阿弥陀仏の行を行ずるなりとこころうべし(安心決定鈔)

われらが、称し(口業)、礼し(身業)、念ず(意業)、それでも、念仏三昧とは、自らの行にはあらず、ただこれ、阿弥陀仏の行を行ずるなり。

◎また、ものぐさく懈怠ならんときは、となへず念ぜずして夜をあかし日をくらすとも、他力の信心、本願に乗りゐなば、仏体すなはち長時の行なれば、さらに弛むことなく間断なき行体ゆゑに、名号すなはち無為常住なりとこころうるなり(同鈔)

念じていないように思えても、凡夫が念ずる行ではないゆえに、行住坐臥、間断なく、いつも念じられているとは、なんとありがたいことでしょう。

私たちは、本願に乗っているのであり、一度乗れば、乗りっぱなしで、摂取不捨なのです。

凡夫が念じていないときに、念じられていないようなお念仏であるならば、自力のお念仏です。

私が念じていなくても、弥陀は念じてくださっており、弥陀の三業が、われらの三業にあらわれます。

時折にしか現れぬのは、煩悩の雲が厚き故。

無為常住の名号が、いつもはたらいてくださるとは、かたじけないばかりであり、これにより、凡夫も四修を為すことかなうのが他力たるゆえんであると存じます。

わたくしぢからにては、無理なこと。わが身に成じる機法一体の南无阿彌陀佛。

弥陀の呼び声が届くとは、機法一体の南无阿彌陀佛になりかへり、六字がわが身に届き、この身に本願が成就し、つきて離れぬ南无阿彌陀佛になることであると思います。

南无阿彌陀佛

●re.1
泥凡夫
北陸の男性
[ 652 ] Re1:念仏三昧といふは(安心決定鈔) 2008/06/30 (Mon) 22:21 △up ▽down
毎日 様

こんばんは。
御引用、実によい場所だと私も頷いておりました。

>◎かるがゆゑに、いまいふところの念仏三昧といふは、われらが称礼念すれども自の行にはあらず、ただこれ阿弥陀仏の行を行ずるなりとこころうべし(安心決定鈔)

阿弥陀仏の行を行ずると心得なさい。ここです。
これは自力にはあらず、凡夫の方よりは不廻向の行であります。

>◎また、ものぐさく懈怠ならんときは、となへず念ぜずして夜をあかし日をくらすとも、他力の信心、本願に乗りゐなば、仏体すなはち長時の行なれば、さらに弛むことなく間断なき行体ゆゑに、名号すなはち無為常住なりとこころうるなり(同鈔)

仏体すなわち長時の行であります故に、たとえ無記になろうとも臨終の一念までは絶えることなく常に名号六字は働き続けておるのです。非常に大事なところであると思います。

『名体不二の弘願の行なるがゆえに、名号すなわち正覚の全体なり。正覚の体なるがゆえに、十方衆生の往生の体なり。往生の体なるがゆえに、われらが願行ことごとく具足せずということなし。』同抄

名と体とが離れることがない南无阿彌陀佛であり、我等の往生と弥陀の正覚は一体であります。南无阿彌陀佛には我等が往生するための願も行も悉く具足しております。故に何も足さない。何も引かない。後念相続には非常に大事なところであると思います。

南无阿彌陀佛

●re.2 admin 
毎日
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[ 654 ] Re2:念仏三昧といふは(安心決定鈔) 2008/07/01 (Tue) 02:05 △up ▽down
泥凡夫 様

「凡夫の方よりは不回向」

これは、どうしても理解のできないようなことですが、だからこそ、他力の肝要であると思います。

どうしても、自分で何か良いことをし、その結果を得ようとしてしまいます。あるいは、自分で何とかせねばならぬと考えてしまうと思います。

それが、すべて丸々まるもらいの南无阿彌陀佛なわけですが・・・

「無間修」と言われても、実行できないのが私です。やろうとしても、ずっとは続きません。寝ますし、注意もそれます。それどころか、5分も続かないことも、よくあるのですから、お話になりません。

そんな私に無間修が実現されてしまうのは、弥陀のお力と言う他ありません。私のような凡夫の心には、到底無理なことです。

私にできることは、無間修であることを、感謝してお称えする、途切れてばかりの南无阿彌陀佛です。

この名体不二につきましては、お会いすることがあれば、ぜひ詳しくその心をお聞かせ願えればと願う者です。

南无阿彌陀佛



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