浄土真宗の教義について

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[ 606 ] ふつとたすかるといふことあるべからず(御文) 2008/06/15 (Sun) 21:41 △up ▽down
◎されば聖人の御ことばにも、一切の男女たらん身は、弥陀の本願を信ぜずしては、ふつとたすかるといふことあるべからずと仰せられたり(御文5-2)

この御文様につきまして、他所にて書きましたものを、加筆修正致しました。

愚老様の尊いお書き込みも、ぜひご覧ください。(右上の「ログ検索」で「ふっと」と検索すれば、出て参ります。)

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ご引用のご文章の「ふつと」ですが、「突然に」「急に」の意味にも、解せると思います。

この場合、対偶を取りますならば、

「突然に助かるということがあるのならば、弥陀の本願を信じているのである」

という論旨になります。

「ふつと」には、「急に切れる」というニュアンスがございます。

即横超截のこの道、「截」とは「刃物で断ち切る」の意味です。

この「ふつと」を「少しも」の意味に解する場合(否定と呼応する副詞)、対偶を取りますれば、

「ほんの少しでも助かるということがあるのならば、弥陀の本願を信じているのである」

となり、造悪無善であり、諸佛もさじを投げた私たちであるという味わいになると思います。

(この場合は、「ふつと」は、「あるべからず」にかかります。)

この「ふつと」を「完全に、確かに」の意味に解する場合は、対偶を取りますならば、

「完全に助かるということがあるのならば、弥陀の本願を信じているのである」

ということになり、私たちを「完全に」助けてくださるのは、彌陀一佛であるという味わいになるのではないでしょうか。

(この場合は、「ふつと」は、「たすかる」にかかります。)

私自身は、「突然に、急に」(そして、「完全に、確かに」)の意味に解しております。

また、「ふつと」につきましては、

◎ふつとわろきなり(聞書186)

にも出て参ります。こちらは、「完全に、確かに」の意味であると思います。

◎信のなきはわろくはなきか

南无阿彌陀佛



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