浄土真宗の教義について

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●No.75 admin 
毎日
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[ 497 ] 娑婆のをわり、臨終と思ふべし(執持鈔) 2008/05/28 (Wed) 01:39 △up ▽down
◎平生のとき善知識のことばのしたに帰命の一念を発得せば、そのときをもって娑婆のをわり、臨終と思ふべし(執持鈔)

ふつうは、臨終を迎えるまで、その後どうなるか、わかりません。

臨終の一念においてまで、その後の世界は定まらないと言われています。

(しかし、仏智においては、定まらない先までわかっています。)

ところが、この道においては、平生に臨終が訪れ、そのときに、往き場所が定まります。

これによって、娑婆のおわりです。

残るは余韻の日暮らし。御恩報謝の日暮しです。

南无阿彌陀佛

●re.1
泥凡夫
北陸の男性
[ 500 ] Re1:娑婆のをわり、臨終と思ふべし(執持鈔) 2008/05/28 (Wed) 20:31 △up ▽down
毎日 様

こんばんは。

>◎平生のとき善知識のことばのしたに帰命の一念を発得せば、そのときをもって娑婆のをわり、臨終と思ふべし(執持鈔)

その時をもって娑婆の終わり、臨終であると思いなさい。魂の葬式と真宗では皆さん言われておりますね。

改悔文において蓮師は

『たのむ一念のとき、往生一定・御たすけ治定とぞんじ』

と申されております。
娑婆の終りと思いなさい。往生一定であると思いなさい。

そして、

『このうえの称名は、御恩報謝とよろこびもうし候う。』

そう心得た上の称名念仏は御恩報謝になるんだよ。嬉しい事じゃないか。
何も難しいことを要求はされておらんのだ。そのままで宜しい。あるがままで宜しい。

できるならば、正しい生き方をし、利他のためにとも思う自分がおりましても、これまた末通らんのです。過去世の御縁があれば悪行を積み重ねるばかりの自分です。であっても、南无阿彌陀佛と行住坐臥に称える念仏は御恩報謝になる。有難いことです。

『この御ことわり聴聞もうしわけそうろうこと、御開山聖人御出世の御恩・次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、ありがたくぞんじ候う。このうえはさだめおかせらるる御おきて、一期をかぎりまもりもうすべく候う。』

そういう理を聞かせて下さったのは御開山がお生まれ下され、真宗を広めて下さったお陰。また、そういう理を誤りなく伝える次第相承の善知識の浅くはないお導きがあってこそのこと。この御恩も有難いのものであります。

『師主知識の恩徳も 骨をくだきても謝すべし』と恩徳讃にございますが、骨を砕いてまで感謝しておらん自分がおります。恥ずかしい限りです。

このうえは、定められた掟を守って美しく他力念仏を信じて生きていきましょう。

簡単な文にも深い意味も繋がりもあるのであります。

幼い私に真宗を教えてくれた大恩ある人が還る時を迎えつつあります。
もう南无阿彌陀佛も忘れております。私の顔も分かりません。それであっても南无阿彌陀佛はその身と共にあり、無記になっても佛の方は忘れたまわず。

苦があろうと楽であろうと、生きるだけ生きたら待つべき親がある。
だから、弱音を吐く日があろうと、怒りに震える日があろうと、他者を傷つける日があろうと、そういう自分は佛に任せたのだから、せめて朝晩のお勤めだけはさせて頂いている。

在りし日にそう言われた言葉が今になれば有り難く、そして重く受け止められるのであります。眼に見えない御縁で皆が繋がっており、その内のどれかが欠けても今の自分は居ないのだと思えば、佛のお育てもお導きも凡夫の計らいを超えております。

明日どころか数時間後に生きていられるかすら分からん己ですが、今日もまた御縁ある人のために毎日様に独り言を申しました。

南无阿彌陀佛

●re.2 admin 
毎日
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[ 502 ] Re2:娑婆のをわり、臨終と思ふべし(執持鈔) 2008/05/28 (Wed) 23:23 △up ▽down
泥凡夫 様

その方のおかげで、私のところにも、法がとどいたのであります。

弥陀の御はからいは、その規模においても、効果においても、私の想像を超えております。

往生治定致しまして、しかし、まだ、治定されていない方もたくさんいると思うのです。

その方々のことは、如来が見てくださっているのだからと、私も安心して浄土に旅立ちたいと思うのです。

南无阿彌陀佛



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