浄土真宗の教義について

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[ 393 ] 真宗ことはじめ 2008/02/14 (Thu) 06:24 △up ▽down
以前、「カンタンに」というリクエストにお答えしまして、他所にてお書きしたものです。

無理だとは思うのですが、がんばってみますね。

「ふつうの人」というのは、こんなことを考えるのです。

「なるべく働きたくない。だけど、給料はたくさん欲しい」

これは、この世ではなかなか通りません。

経営者や上司の方に向かって、「仕事はしたくないんです、というか、できません。ですけど、一番上の役職をください。お給料は、一番上のランクがいいです」と言えば、「ふざけるな」と断られます。

(そうじゃなかったら、すごいんですけど。そんな会社は、たぶんつぶれてしまいます・・・)

お経を読みますと、昔、女性の方で、これに似たことをお釈迦様にたのんでくださった方がいらっしゃって、そして、お釈迦さまは、ほほえまれたのです。

それは、それまでそのような無理なお願いをしてくださる方がいなかったので、そういう教えを説く機会がなかったからなのです。

お釈迦様は知恵あるお方ですので、その方法を説かれました。

お釈迦様は、聞くと答えてくださるのです。(「返答しない」ことによって、お答えすることもあったようです。)

だから人気があって、いろいろな方がお釈迦様とお話したがったようです。

「化けの皮をはがしてやる!」と挑戦に行った方が、会うとファンになって、たとえば出家してしまう、ということも、たくさんあったようです。

話しを戻しますと、その女性の方は、大胆なお願いをしてくださったわけなんですが、私なんかだったら、自分をカッコ良く見せようとして、「お釈迦さま、修行の方法を教えてください」とお頼みしてしまったのではないかと思います。

これは、「善人ぶりたい」気持ちが強いからなんです。

でもそうして、わがままで強気な方が、ズバッと本当の望みを言ってくださったおかげで、私でも、実際に実行できる教えが残されました。

わかりやすく言うと、すごく荒唐無稽です。

極楽浄土という素晴らしいところがあって、そこに行くと、すごくカンタンに言うと、仏になれるんです。

それで、それには、阿弥陀如来をたのめばいいのですが、そのたのみ方が伝わっています。

口伝で伝わってきているので、その方を探さねばなりません。

ここで勘違いしてはいけないのは、「その方(人間)」が救うのではなくて、あくまでも、阿弥陀様が救ってくださるということ。

そして、阿弥陀様の救いは「摂取不捨」と言って、一度救った人間は、見捨てることがなく、極楽往生治定と言って、その時点で、極楽行きが決定するのです。

だから、救われた後で、たとえばその方(人間)に一度も会わなくても、救われたままなのです。

救われると、その後は、ずっと阿弥陀様の光に包まれて、阿弥陀様が守ってくださいます。

ですから、「死んだらどうなるのだろう?」とか、「死んだら地獄行き?」とか、不安にならなくて、良くなるのです。

そして、ここも勘違いしやすいところなのですが、阿弥陀様に救われていなくても、死後のことが気にならない人もたくさんいます。

阿弥陀様に救われるには、一生に一度の行で済みますので、とてもカンタンです。

この「カンタン」というのはどれくらいカンタンかと言いますと、100人いれば100人が実行できる程度のカンタンさなのです。

南无阿彌陀佛



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