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●No.53
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[ 389 ] 阿弥陀佛(四字釈)
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2008/02/12 (Tue) 01:11
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まことにおそれ多い事ですが、四字について、自らの味わいを書いてみたいと思います。
御開山の帰命釈(召す、よりたのむ)を意識して書いております。
大きい字書であれば、載っております。
阿 おもねる 彌 おえる 陀 がけぎわ 佛 さからう
佛は、拂(ふつ)であり、さからって生きてきた、本願聞かずに逃げてきた、凡夫のすがたです。単に手で否定するのではなく(手偏)、身体全体(人偏)で否定してきた姿です。 陀は、自力でやってきて、もうだめですと、お手上げになって、あきらめたすがたです。 彌は、そのような生き方を、やめるすがたです。そのような人生を、終えるすがたです。 阿は、おもねる姿です。すべてを弥陀におまかせします。
このように、弥陀の本願から逃げてきた私ですが、そのようにさからって生きてきたために、ようやくがけっぷちに至りまして、もうそれではダメだとあきらめて、そのような生き方は終えて、弥陀におまかせ致しまして、南無と一心にたのみますれば、真実信心いただけたのだとよろこんでおります。
阿には、「よりかかる」の義もありますが、御開山が「帰」にて「よりかかる」と訓まれておりますので、こちらでは、「おもねる」と読みました。
阿曲であり、自分の考えは曲げて、弥陀におまかせする姿であります。
こんな自分が、無量寿の身(阿彌陀)にさせていただきまして、ついには佛になれるのであります。
あまりにも尊い、四字であります。おそれおおいことです。
南无阿彌陀佛
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●re.1
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●re.2
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[ 406 ] Re2:阿弥陀佛(四字釈)
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2008/03/05 (Wed) 17:18
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他所にて書いたものを、加筆修正致しました。
南無の二字は、他でもあると思います。 阿弥陀仏は法であり、だからこその真宗であると思います。 そして、南无阿彌陀佛は六字ですが、さらにちぢめれば、 阿弥陀の三字であり、このことは、多くの法話においては、 あまり強調されませんけれども、三字名号という考え方も、お聖教に出て参ります。 阿弥陀仏も法であり、阿弥陀も法であると、信前に聞きましたときには、 どうも腑に落ちませんでしたが、現在では、納得しております。 そして、これは私の個人的な領解ですが、 名号を一字に縮めるならば、阿だと思います。 阿の字の法こそが、衆生を救う法の要だと思います。 そして、阿の字の法というのは、その指し示すところは、 阿の字ですら無いのですから、そこまで行けば、 名号は文字でも無く、智慧なのだといただいております。 南无阿彌陀佛
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●re.3
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[ 407 ] Re3:阿弥陀佛(四字釈)
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2008/03/05 (Wed) 17:16
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「阿」の字は、梵語の音写でありまして、その意味は、「無」であります。 ですから、「阿」とは、「もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすて」につながるのでありまして、領解文のこの部分は、阿字釈と思いまして、私は、ありがたく、いただいているのでございます。誠に尊い南无阿弥陀仏、誠に尊い領解文様であると思っております。
南无阿彌陀佛
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