浄土真宗の教義について

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●No.5
おやおや
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[ 17 ] 歎異抄 第2条[念仏の信心の事] 2007/11/27 (Tue) 15:32 △up ▽down
毎日様

歎異抄9条は、毎日様も、泥凡夫様もお勧めの場所なので、これは、信心決定した後に、拝読させて頂くと慶びも又格別なのだろうと思います。

しかし、僕達は、いつも2条の
「おのおの十余箇国の境を超えて、身命を顧みずして・・・」
をいつも、聞いてきました。
よく、聞法戦等の時は、ここを引用していたように思うのです。
身命を顧みず、遠方の者も、富山へ集結ということでしょうか?

関東の門徒衆が、京都に帰られた親鸞聖人に、念仏無間という善鸞の言葉に
惑い、その為に身命を顧みず、尋ねて行った箇所です。

よく会長先生は、
「念仏はまことに浄土に生るる因にてやはんべる・・・・」と
「念仏をとりて信じたてまつらんとも・・・面々の御計なり」のところで
親鸞聖人は、勝手にしろと、関東の行者に腹をたてておられると聞いてきました。(聴聞力もあやふやなので、ちょっと自信が有りません)

しかし、歎異抄といえば、僕達はよくこの箇所を聞いてきました。


毎日様の領解のお言葉を聞かせて頂けると嬉しいです。


●re.1 admin 
毎日
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[ 18 ] Re1:歎異抄 第2条[念仏の信心の事] 2007/11/28 (Wed) 01:37 △up ▽down
おやおや 様

第二条、すばらしいですね。隅から隅まで、一文字残らず、すばらしいです。

「おのおの十余箇国の境を超えて、身命を顧みずして・・・」の部分は、

「わざわざ聞きにきても、お念仏しか、本当に無いんですよ」ということだと思います。

第二条は、領解文であると、私は思っています。

ですから、一枚起請文、(蓮如上人の)領解文と合わせて読んでゆくと、わかりやすくなると思います。

実際にお会いして、こうして歎異抄についてなどお話できたら、本当にうれしいですね・・・

ここでは、一枚起請文と合わせてみます。

「おのおの十余箇国乃至よくよくきかるべきなり」は、「もろこし・わが朝に、もろもろの智者達の沙汰しまうさるる観念の念にもあらず。また、学文をして念の心を悟りて申す念仏にもあらず」「このほかにおくふかきことを存ぜば」です。

次に、

親鸞におきては(=源空が所存)

ただ念仏して(=ただ往生極楽のためには南無阿弥陀仏と申して)

弥陀にたすけられまゐらすべしと(=疑なく往生するぞと)

よきひとの仰せをかぶりて(=善知識のあさからざる御勧化を受けて。ここは蓮如上人と合わせました)

信ずる(=思ひとりて)

ほかに別の仔細なきなり(=このほかにまつたく別義を存ぜず)

「念仏は乃至一定すみかぞかし」は、「一文不知の愚鈍の身になして、尼入道の無智のともがらにおなじくして、智者のふるまひをせずして」

「弥陀の本願乃至むなしかるべからず候ふか」は、「二尊のあはれみ」「本願」

「詮ずるところ乃至かくのごとし」は、「浄土宗の安心・起行、この一紙に至極せり」

「このうへは乃至御はからいなり」は、「念仏を信ぜん人は」

この「念仏を信ぜん人は」の「ん」は、私は「仮定」と解します。(古語辞典で「む」を引いてみてください。)

つまり、「念仏を信じる人がいるとして、その人は」と訳します。

もちろん、意志のニュアンスもあるでしょう。それも含めれば、

「もし、念仏を信じようとする人がいるとして、その人は」

こんなものでも、参考になりますならば、うれしいです。

よろしければ、感想お聞かせください。

それにしても、第二条、幾度読んでも名文です。

南无阿彌陀佛

●re.2
おやおや
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[ 19 ] Re2:歎異抄 第2条[念仏の信心の事] 2007/11/28 (Wed) 04:39 △up ▽down
毎日様

よく読んで理解出来ました。

しかし、会長先生も、やはりここの箇所に惹かれていたので、よく引用されたのかも知れませんね。

ついつい、今までの僕は、ひがみ根性から、あのような気持ばかりが出てきて、むしろ又この話かとうんざりしていました。

でも、僕は、本当に浄土真宗の基本は、しっかりと親鸞会で学べたので、感謝しています。
違っている箇所もありますが、「往生要集」等拝読していても、基本の六道が頭に入っているので、とても分りやすいです。

現状の親鸞会はどうか分かりませんが、毎日様がビデオで感激されたのも納得できます。

僕は、ただの一般会員だったのですが、それでもそれなりに親鸞会の活動には色々参加してきたのだと思います。

何度も何度もやめようと思っていました。相当ブランクもあった時もありました。

チョット頑張ると、すぐ何かの役付きになって、又その辛さについて行けず、最後は、形だけの会員を何年も続けていました。

でも、なぜか辞めることは出来ませんでした。

今、思い起こせば、僕はこういう道程を踏んで、ようやく弥陀の御許に行けるようになっていたのだと思えるようになりました。

親鸞会でのやってきた事は、恥とは思っていません。

きっと、それさえも阿弥陀様は、毎日様が書き込んで下さっているように、御養育下さっているのだと思います。

こういう辛い思いをしてきた分、毎日様のようなお方とご縁頂けたのだと思います。

他の歎異抄の解説、おいおい聞いて行きたいと思います。

本当に、すばらしい領解文有難うございました。


●re.3 admin 
毎日
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↑毎日宛にメール
[ 20 ] Re3:歎異抄 第2条[念仏の信心の事] 2007/11/28 (Wed) 06:19 △up ▽down
おやおや 様

教義の基本を身につけられたのは、とても良いことだと思います。

ビデオですが、ふつうに観れば、親鸞会の独自の教義に誘導しようとしているものだと思います。

ですから、あくまでも、正信得ている方と一緒に観て、コメント付きで観るのが良いと思います。

私が感動するのも、親鸞聖人が主人公であったり、それから、感動的なシーンが多いですので・・・

教義的には、「そうなのかなあ」と、疑問に思うことも、とても多いです。

ただ、そこに集中してこだわってしまうと、楽しく観れませんよね。

私の場合は、ご聖典として観ているのではなく、あくまでも、娯楽作品のような位置づけです。

ですから、親鸞聖人にビデオの中でお会いできることをよろこんで、楽しく観ています。

ですけれども、実はそれだけではないようにも思っています。

ただ、それは、おそらく意識的に作られたものではなく、親鸞会の会員様に気付いてもらうための、弥陀のおはからいかもしれないと思っています。

あるいは、関係者に正信得ている方がいらっしゃって、なんとかメッセージを込めたのかもしれないと思います。

今、第五部を途中まで観ていたのですが、ちょうどこの第二条でした。

そして、「御伝承下巻第五段をあのように解するのか・・・」と感じました。

◎神威をかろしむるにあらず、ゆめゆめ冥眦をめぐらしたまふべからず(御伝承)

とあるわけですから。

信前であれば、善神は、弥陀に導いてくださいますし、信をいただけば、冥衆護持の益もいただけて、守ってくださるわけです。

おやおや様が、親鸞会様に行かれたのは、もちろん弥陀のご養育であると思います。

真実行が、行者にとっては、非行、非善であるというのは、私たちが信をいただけるのは、自分の努力ではないのです。弥陀のお育てなのです。

これを、「自分だからわかったのだ。がんばったから信に辿り着いたのだ」とやると(もちろん、ついそう思ってしまうのが凡夫の性ですけれども)、「なんであの人はわからないんだ」「あの人は努力が足りない」と批難の気持ちが出てきてしまうような気がします。

時期が来れば、皆、弥陀に救われるのです。先の者は、後の者を助けるだけです。

私がお手引きした人も、小さい時から南無阿彌陀佛を唱えていたそうです。

ほんとうに、たまたまのご縁でお手引きさせていただくことになっただけで、あくまでも、弥陀がはからってくださっているのであって、行者の側からすれば、はからっても、致し方ありません。

ひとりもお手引きしない方より、10人お手引きした方が偉いとか、そういうことは、無いのです。

すべて、弥陀のおはからいなのです。

ですから、衆生済度は還相になってからで良いのだ、と御開山はおっしゃっているのだと思います。

つらい思いをするのも、しないのも、すべてこれまでの種まきです。

ただただ真実なのは、弥陀の清浄心です。それをいただけたことが、うれしいです。

おやおや様も、弥陀の真実信心をいただいてください。

弥陀の信心をいただけるなら、つらく生きてきても、楽しく生きてきても、すべて良かったことになるのです。

南无阿彌陀佛



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