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●No.25
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[ 191 ] 機法一体の南无阿彌陀佛
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2007/12/27 (Thu) 09:15
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機法一体について書きます。通常の意味についても書こうと思いますが、ひとまず、漢字について書きます。
「機法一体」の「機」とは、「木」と「幾」に分けられます。
「木」は第十八願です。(「木」を分解すると「十八」になります。)
「幾」は、2つの「糸」に「戈(ほこ)」に「人」です。
「2つの糸に支えられた戈によって、人の首が切り落とされそうなすがた」のことです。(字書をご覧ください。)
また、「戈」とは、えぐる武器のことです。
「法」は、「水」と「去」に分けられます。
「水」は本願海。
「去」は、蓋付きのくぼんだ容器のことです。
この蓋(縦棒)を外すと、「云」になります。
「云」とは、口の中に息がとぐろを巻くすがたです。(字引をご覧ください。)
ここに、水を注いで、再度蓋をすると読めます。
南无阿彌陀佛
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●re.1
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[ 192 ] Re1:機法一体の南无阿彌陀佛
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2007/12/27 (Thu) 14:32
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つづきです。
「機法一体」の「一」というのは、「一心」の「一」。
(もちろん、これは、「機法一体」の「一」と言っても同じです。)
両側からつないで、切ったところです。(切ってから戈が入り、水が入る。)
「体」というのは、「人」+「十八」+「一」。
この「一」は、蓋です。
弥陀にいただいた信心には、しっかりと蓋がしてありますので、落とすことはありません。
幼少時、私は「休」と「体」の字が似ていることが疑問でした。
今では、「休」は、「自力の心をふりすてたところ」(蓋をする前)
つらくて、重くて、苦しい自力の心を降ろして、楽になっているところ。(清浄解脱三昧)
そして、キュッと蓋をして、「体」になる。もう、落とすことは無い。
内には、弥陀の金剛の信心がある。とよろこんでいるのです。
こういうことは、本当に文字遊びに過ぎない(方便)であるのですが、 楽しいですし、(信後の相続にも)役に立つこともあります。
南无阿彌陀佛
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●re.2
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[ 239 ] Re2:機法一体の南无阿彌陀佛
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2008/01/02 (Wed) 17:24
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機についてです。
御文様によりますと、
◎このゆへに、南無の二字は、衆生の弥陀をたのむ機のかたなり(御文4-14)
◎しかれば、南無の二字は、衆生の阿弥陀仏を信ずる機なり(御文3-7)
したがって、機法一体の南无阿彌陀佛において、「南無」とは機であり、機には「たのむ機」と「信ずる機」の2つがあることがわかります。
これを私はどのように解するかと言いますと、真実信心の南无阿彌陀佛において、機はたのむことからはじまり、信ずることに終わると解します。
もちろん、南无阿彌陀佛全体を「たのむ」と観ることもできると思いますが、信前の方が次第相承の善知識を探し、現実に獲信するためには、このような捉え方が有効であると思います。
(「たのむ」は、現代語では、「おまかせします」が近いと思います。この「たのむ」を依憑と観るならば、「依」の部分が「おまかせします」であり、「憑」は、それが受け入れられた様子を示します。この場合、「依」と「憑」の間で信を獲ております。)
(また、「たのむ」は、願力乗託とも言うことができ、この場合は、「願力」に「乗って」「託す」のであります。)
「南無」とたのむのでもありますし、「南無」と信じているわけでもあるのです。
南无阿彌陀佛
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●re.3
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[ 240 ] Re3:機法一体の南无阿彌陀佛
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2008/01/02 (Wed) 14:54
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一方、御開山は、どのように教えてくださっているかと言いますと、
◎しかれば南無の言は帰命なり。帰の言は至るなり。又帰説なり。説の字、悦の音なり。又帰説なり。説の字は税の音なり。悦、税二の音は告ぐるなり。述ぶなり。人の意を宣述するなり。命の言は業なり。招引なり。使なり。教なり。道なり。信なり。計なり。召なり。是をもって帰命は本願招喚の勅命なり(行巻)
のように、超人的なご説明です。ここで、詳しく説明することは避けますが(また、もちろん、私もきちんとわかっているわけではありませんが)、つくづく常人ではありません。
南无阿彌陀佛
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